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それなりの成績もあげてきた。 上司とも上手くやってきたつもりだ。 でも、知らない間にそのリストに入れられていた。 会社は上場を控え、証券会社から当然アドバイスをうけていた。 そして、自分に対しても少し兆候はあったのかも知れない。 突然、ライフデザイン室への異動が告げられた。 多分、いろんな力が働いているのだろうと思った。 「くそサラリーマン、ぶっつぶしてやる」 ぐらいな凡庸な言葉しか思いつかなかった、その時は。 「6月30日までに机を片付けてライフデザイン室へ荷物の移動をしてください。」 きわめて機械的なメールが配信されてきた。 ライフデザイン室とは、リストラの第一歩で次のライフをデザインするところで、 所詮は首きりなのだ。
So Nice Quetions いい質問だ。 月曜の朝、局長室に呼ばれた。 最近加熱しているジェネリック薬品の件かと思ったが、内容は全く違うものだった。 ある意味くだらない内部告発だった。 数年前から製薬会社のMRが医師を接待するときは、業界の自主規制で上限が決められているのだ。 一人当たり数千円で接待なんかできるはずもなく、みんな自腹での出費を含めて適当にやっていた。 管理局に何らかのリークがあったらしい。
最近、全く心から楽しめない。 寛げないというか、飲みに行ってもあまり覚えて無いことが多い。 帰って寝ても、朝起きて寝た気がしない感じだ。 ちょうどストレスの溜まる年代と言われれば、そうかもしれない。 何だかんだ言っても、子供が居ないのも重要な気がする。 夫婦の会話も、幾らかの潤滑油になっていることだろう。 疲れて帰ってきても癒されないし、そんなこと愚痴ってる年齢でもない。 会社でも、ちょうど中間管理職真っ只中だ。
人を指さすな。当たり前だろ。何教えられてきたんだ! 先輩の前、先歩くな。 大学生の時、全盛だったディスコのアルバイト先でよく言われた。 くだらない、くだらない。お前の何が偉いんだよ。 そう思ってた。 いくら自分の客を増やそうが、上下関係が優先されていた。 当然、就職してもこの関係は不滅だと思っていた。 永久に。
中学生の頃、浜田省吾が大好きだった。 家では借金問題でいろんな人が深刻な顔をしてやってきた。 親としては子供に内緒にしているつもりだろうが、 小さな木造二階建ての子供部屋には当然、大人たちのいろんな声が聞こえてきた。 なんとなく、なんとなくだが、いい方向ではないのは分かっていた。 日本の学校では、校内暴力が当たり前だった1980年前後、 質流れで買ってもらったパラボラアンテナがついたラジカセで聞いた曲、 「路地裏の少年」 口づさめば悲しい歌ばかり 確かに、ついでに父親が危篤になり、そんな感じだ。 世の中はバブルに向かってるのに。 「砕かれて手のひらから落ちて」 「初めて知る、行き止まりの路地裏で」 たまたま電話に出ると、激しい取り立ての電話もあった。 「俺は見つけたい金で買えないものを」 その通り、とは分かってるのだが、 人生、難しい。 当たり前のように蟻地獄はそこにあり、勝者敗者の間でじっと仕掛けられているのだ。 それでも、あの頃は良かった。 すごく老人じみた台詞だ。 でも、その通リだ。 遠くへ 遠くへ スクリーンのヒーローを夢見ていた。 今思い起すと、恥ずかしい。 結局、今、エピローグは俺一人。 そんなこと言わずに 「イッツソーイージー走り出せよ」 酔っ払うとくちづさんでしまう、どうでもいい話だ、今となっては。